writting /川口葉子;interpreting / Rinsho充滿魅力的喫茶店咖啡館地上,隨時滾落著不可思議的小秘密。有時會被謎團絆到腳,那麼就試著解開謎團吧!像是隨著創業者逝去,永遠無法得知的店名由來 ; 又或者是店主在十五年的時間之內完全沒有變老的跡象 ; 亦或是再怎麼擁擠的店裡,吧檯永遠空著的角落座位......。雖然事隔了一段時間,在某家人氣店的吧檯角落座位,即使一直都空著,卻有時會有「有人坐在那」的目擊情報。幸好我什麼都沒有看到,但聽說在持續發生幾次靈異事件之後,深感不祥的店主請來了道士驅靈。但在那之後,不知為何地客人們逐漸不登門造訪,而咖啡廳似乎也沉靜於寂寥之中。
「也許生意興隆的咖啡店裡,都有個幽靈亂入於人群之中吧!」告訴我這則故事的友人在飄蕩著些許墨香的房間對著我微笑道。說怪也怪,那位友人既不是書法家,也不是水墨畫畫家,但房間裡確實飄蕩著淡淡的墨水味......。 魅力的な喫茶店の床には、たいてい小さな謎や不思議のひとつやふたつ転がっているもの。ときどき誰がそれにつまづいて、謎解き遊びを試みたりします。たとえば、創業者がすでに亡くなり、誰にも由来がわからなくなった店名の謎。あるいは、店主が15年間まったく歳をとっていないように見える不思議。店内が混雑しているときでも、なぜか誰も座ろうとしないカウンターの端の席。ずいぶん昔の話ですが、とある人気店のカウンターの片隅の席は、空いているにもかかわらず時おり「誰か座っている」という目撃情報がありました。幸いにして私には何も見えませんでしたが、何度かそんなことが続いて薄気味悪くなってきた店主は、お祓いをして店内を清めてもらったそうです。ところがその後、なぜかお客さまの足が遠のいて、お店はずいぶん寂しくなってしまいました。「繁盛するお店には、幽霊の一人くらい紛れ込んでるほうがいいのかもね」と、この話をしてくれた友人はいつものように墨汁の香りの中で微笑したのでした。不思議といえばこれも不思議なのですが、その人は書家でも水墨画家でもないのに、部屋にはうっすらと墨の香りが漂っているんですよ。